紺色の実

今年も紺色に熟した臭木の実を採取する時期がやってきました。
標高が高いのは適していないのでしょうか。
以前に暮らしていた鎌倉ではあちらこちらで見かけた臭木でしたが、八ヶ岳山麓では昨年ようやく一箇所見つけることができました。
白い花を咲かせた夏から、秋に生った実は青緑から瑠璃色へ。
そして満を持して紺色に変化したときに、崖下斜面に４～５本群生していた臭木を、高枝切り鋏を使って届く範囲で採取しました。
ほんのわずかでも「今年の実」が収穫できて嬉しいです。

採取してきたら、星型の萼から実だけを集めます。
それは小さな助手にお願いすることにしました。

夢中になっていた彼女の指先は、もうすでに青く染められていました。