Press "Enter" to skip to content

Blog

庭の境界


わたしの頭の中には、以前に暮らしていた鎌倉の染料地図があります。
できるだけ身近にある植物で染めたいと思っていて、自宅の庭木はもちろんですが、家の近所を散歩しながら出合う植物で染めるたびに、頭の中の地図に場所と色が記憶されていきました。

2014年11月24日 | Posted in 綴る |

晩秋/初冬

banshu:shoto1
山から吹きおりてくる風が冷たいと思ったら、八ヶ岳のなかでも高い山々の頂に雪がかかっていました。
日に日にその面積は広がり麓まで近づいてくるようです。

こちらに移り住んで初めて迎える冬。
いまの彩りを存分に味わっておこうと思います。

banshu:shoto2

2014年11月16日 | Posted in 綴る |

命と暮らしを支える植物と自然 衣・食・住・醫の再考

2014年11月8日、東京農業大学にて。
主催 東京農業大学オープンカレッジ

東京農業大学オープンカレッジで「命と暮らしを支える植物と自然 衣・食・住・醫の再考」という全3回の講座の1回を担当させていただきました。
初期の植物染料による染色に注目し、原始的な摺り染めを体験していただいたり、生薬でもあり今でも代表的な植物染料の「茜(あかね)」「紫根(しこん)」「黄檗(きはだ)」「梔子(くちなし)」にも触れてみました。

2014年11月11日 | Posted in ワークショップ |

京都へ

台風が接近しているという日曜日の早朝、京都へ向かいました。
師匠である志村ふくみ先生の卒寿のお祝い会に出席するためです。

2014年10月21日 | Posted in 綴る |

夕闇

yuyami

散りぎわの花のような夕闇の華やかさ
あの色を写しとりたい

2014年10月21日 | Posted in 綴る |

収穫のまえ


冬から春に向かうのがゆっくりな寒冷地であるこの辺りは、春がくるのを首を長くして待ちます。
それにくらべ夏から秋にかけては、夏を名残惜しむまもなく秋が駆け足でやってきます。

2014年9月27日 | Posted in 綴る |

森のじかん

標高1300メートルのところにある娘が通う保育園では「森のじかん」というのがあって、子どもたちは保育園に隣接している森で多くの時間を過ごしています。

2014年9月20日 | Posted in 綴る |

命と暮らしを支える植物と自然 衣・食・住・醫の再考

「命と暮らしを支える植物と自然 衣・食・住・醫の再考」をテーマにしてワークショップを行います。
日時:11月8日(土)13:00-15:00
会場:厚木キャンパス研究棟2階形態系実験室 

全3回の講座の中で私は2回目を担当し、原始時代の色の見え方や感じ方を考えながら、実際にキャンパス内にあるクサギの実で染めてみます。

2014年9月4日 | Posted in お知らせ |

格子縞


素材 / 絹
染料 / 白木蓮 栗 櫟 矢車附子

2014年8月23日 | Posted in 作品 |

草の布 ―からむし織の里を訪ねて


七月の終わりに、福島県奥会津にある昭和村を訪ねてきました。
そこは「からむし織の里」と呼ばれ、ちょうど七月の土用頃から八月のお盆前におこなわれる、からむしの「刈り取り」「皮はぎ」、そして「苧引き(おひき)」の作業を見せていただきました。

2014年8月20日 | Posted in 綴る |

はじまりの白

未晒しの白い絹糸は、そのままでも存在感があって美しい。

絹糸は、蚕が蛹になる過程で自らを包むためにつくった繭から糸を繰ったものだ。
繭を鍋の中で煮る。蚕が繭をつくっていくのを巻き戻すように、糸口からするするっと空気中に引き出された繊維は、みるみるうちに光の筋のような糸となっていく。

2014年7月31日 | Posted in 綴る |