山梨県立文学館 開館30周年記念特設展「山と水の文学」関連 夏のワークショップ
「山と水からいただく色 草木で和紙葉書を染めよう」を行います。
2019年7月27日(土)13:00-15:00
芸術の森公園 茶室 素心菴
詳細・申込方法はこちら
山梨県立文学館 開館30周年記念特設展「山と水の文学」関連 夏のワークショップ
「山と水からいただく色 草木で和紙葉書を染めよう」を行います。
2019年7月27日(土)13:00-15:00
芸術の森公園 茶室 素心菴
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平成から令和へと歩を進めました。
それに伴う胸を打つ一連の行事のなかで、とくに凝視したのは、平成の天皇が「退位礼当日賢所大前の儀」で「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」をご着用になったお姿です。
重要な儀式で天皇だけが着用できる古式装束の色「黄櫨染」は、ウルシ科の櫨(はぜ)で黄色と熱帯地方原産の蘇芳(すおう)で赤を掛け合わせて、赤みのある落ちついた黄色を染めあげます。
当然のことながら、その時どきで色は多少異なるようですが、この度の「黄櫨染」は長きに渡って継承されてきたという背景も加味され、重みのある尊い色と拝見しました。
「日本の伝統」「受け継ぐこと」というものを感じ得ることができた元号の終わりと始まりでした。
昨晩の天気予報で、明日は雪になるかもしれないとのことでしたが、今朝起きてみたら想像以上の積雪でした。
先日、この夏行うワークショップの打ち合わせのため山梨県立文学館へ行ってまいりました。
ワークショップについては、また改めてご案内します。
打ち合わせ後に、現在文学館で開催されている「手書きのリズム」展を鑑賞しました。
与謝野晶子、芥川龍之介、飯田蛇笏、中村星湖、津田青楓、武田泰淳などの直筆の軸や原稿、手紙が展示されています。
電子文字が主流になっている時代のなかで、手書き文字にあらわれる人となりや暮らしぶりを想像しながら、書面の息遣い(リズム)にわたしは心動かされます。
先月末に嫁ぎ先の母が、その10日後にはその夫である父が亡くなりました。
それぞれに病気療養中で、養護老人ホームに入所していた父と入院していた母を娘が春休みになったら見舞うために帰省しようと悠長に構えていたら、こんなに早く二人とも逝ってしまうとは—なにもできないままの死でした。
『音に浮かぶ』
石彫 上田亜矢子
詩布 藤井繭子
織られた譜(上田亜矢子選)/BACH 「Suite Ⅵ BWV1012 SARABAND」
和紙 加子由子
写真 平地勲
写真提供 Gallery SU
柔らかな光があたり 層のように見える氷 その中で眠る種子
これを織物にしてみたいと思う
身近な自然の中に溢れている創作の源
それを探求する新しい年が始まりました
本年もよろしくお願いいたします
藤井繭子
石彫作家 上田亜矢子さんの個展で、コラボレーション作品として「詩布」を出品させていただきます。
「さざ波のような詩布に、(石彫の)舟を浮かべるような…」と上田さんはおっしゃっていました。
石なのにどこか柔らかくて温かく、そして石の奥深さを感じる上田さんの作品とともに、ご高覧いただけましたら幸いです。
上田亜矢子「ゆるやかな時間」
Gallery SU
2018年12月8日(土)−23日(日) 12:00−19:00
休廊日 12月11日(火) 18日(火)
ここ八ヶ岳山麓では色づいた樹々の葉が落ちていき、日に日に寒い冬が近づいています。
いっぽう家のなかでは、フワフワの毛で包まれた体を丸ませて気持ちよさそうに寝ている猫たちに、わたしまでも温かくなります。