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和樂


『和樂』2018-2019年12・1月号 小学館
pp.200-203「森田空美が伝えたい 明日のきものを担うひと」(第五回)

きもの研究家の森田空美先生に、お忙しいなか遠方までお越しいただきました。
ご自身はもちろんのこと、多くの方を着付け、きものの着心地を熟知いらっしゃる先生に、わたしの反物を触っていただけましたことは、とても貴重な機会でした。
「柔らかすぎないから、袷(あわせ)だけでなく単衣(ひとえ)にも仕立てることができますね」とのお言葉をいただきました。

風合いは、織り手にとって一番の課題ではないでしょうか。
織地は、すぐに調整できるものではありません。
実際に織って、違う糸にしてみたり、緯(よこ)糸の打ち込み方を軽くしてみたり…と少しずつ微調整を重ねて納得いくものに近づけていくのですが、そこは一進一退の作業です。
わたしのきものは、まだまだ途上であります。

2018年11月1日 | Posted in メディア掲載 |