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お知らせ

藤井繭子展 詩布Ⅱ


詩布「こぼれ落ちていく記憶」 縦40.0 × 横27.0cm

3年ぶりの詩布展です。
梅雨や夏至のころ、読書や思いに耽るには適した時ではないでしょうか。
ぜひ織物を読みにいらしてください。

藤井繭子展「詩布Ⅱ」

詩布(shifu)とは、藤井さんによる命名で、
墨で言葉を記した和紙を裂いて糸にし、絹糸と共に織り込んだ布のこと。
詩布に織り込まれた文章は解読はできず、
それゆえに言霊の存在を強く感じさせます。
今展のテーマは「追憶と展望」。
藤井さんの心象スケッチのような文章を宿した詩布を、ぜひご高覧下さい。

2024年6月15日(土)ー 30日(日)
13:00ー18:00
休廊日:6月18日(火)・25日(火)

Gallery SU
東京都港区麻布台3-3-23
和朗フラット4号館6号室

Photo: Isao Hirachi

2024年6月6日 | Posted in お知らせ |

「夏至」的生活工芸


夏至」的生活工芸に、参加させていただきます。
新作の青い布「波」を中心に、額装、飾り板、古帛紗を製作しました。
なかなか写真だけではお伝えできない布の色や表情、風合いに触れていただける機会かと思います。
ぜひお運びくださいませ。


青花の会 展覧会
「夏至」的生活工芸

会期|2023年6月30日(金) – 7月4日(火)
   ※6月30日は青花会員と御同伴者1名のみ
時間|13-20時
会場|工芸青花 一水寮(神楽坂)
   東京都新宿区横寺町31-13

出品作家

梶原靖元
加藤尚子
高田晴之
濱野太郎
林友子
深澤彰文
藤井繭子
宮下香代
村田匠也


水のフレーム

10代の終わりの頃、気に入りの美術館が幾つかあった。近県の現代美術館や地元長野の私
設美術館。それらは美しい庭園を携えていたり、森の中や湖のほとりに建てられていて、
山国育ちの私にとって樹々や星々を愛でるに等しく、一人の安住の場であり、同時に外界
へと繋がる冷んやりとしたトンネルのような存在であった。
今思えば、自分と作品、作品と空間、空間と外界との関係性、そんなものに見惚れ、憧れ
ていたのだと思う。形あるものを見ながら、形なく漂う気配みたいなものを愉しんでいた。

そんなぼんやりとした憧れが掌から霞み始めたころ、ふと、気がつく。それはこの小さな
部屋やアパートのテーブルの上、どんな場所でも創ることができ味わうことができるのだ、
と。

今も、ものから色々な世界を見ている。ものを通し朝の光を感じ、ものを通し誰かと会話
し、ものを通し自分を知る。
水道から流れる水もコップに注がれた水も、等しい。でも、今日の水は美味しいとか、注
いだときの気泡がとても綺麗とか、それを気づかせてくれるのはコップと私たちの感受性
だ。一杯の水を、新しい朝がくる日常を切り取ることがものの一つの役割なのだとしたら、
美しいコップを朝日に翳し、その美しさごと体内へと流していきたい。

今展では “軽さと重さ”を私テーマに、作家たちが青花展に向け作品を制作して下さいまし
た。夏至の日を過ぎる頃、品々を携え長野より参じます。みなさま、ふらりとお出掛け下
さいませ。

夏至
宮田法子

2023年6月24日 | Posted in お知らせ |

最新情報はInstagramで


Blogの更新ができておらず、申し訳ございません。
気軽さや時間短縮の面から、Instagramの方へ移行しています。
最新情報は、そちらでご確認くださいませ。
一方 Blogは、きちんと記録していく場として活用したいと思っています。

引き続き、それぞれをよろしくお願いします。

藤井繭子Instagram: @irotonuno

2021年5月21日 | Posted in お知らせ |

詩布について

「1908年の手紙」/ Photo: Isao Hirachi
詩布が生まれましたきっかけは、江戸時代より作られている
和紙を細く裂いて撚った紙糸で織る「紙布」を知ったことです。
「この技法ならば、和紙に詩(言葉)を書き、紙糸にして織り込むことができる。
しかもその詩は読むことができない」ということに気づき、歓喜したのでした。
そこから、読むことができない詩と布の風合いがどう織り成されるのかという
探究が始まり、私はその布を「詩布」と名づけました。
 
私の二つの軸となる、着尺と詩布。
手がけ始めた時期は近いのに、たゆまず制作を続けてきた着尺に対し、
詩布のほうは制作と休止を繰り返していて、
まとめてご覧いただく機会は今回が初めてとなります。


藤井繭子 詩布
Gallery SU
会期/ 2021年2月27日(土)-3月14日(日)
時間/ 12:00-19:00
休廊日/ 3月2日(火)・9日(火)

2021年2月23日 | Posted in お知らせ |

詩布 藤井繭子展

「はじまりの白」/ Photo: Isao Hirachi
Gallery SU
会期/ 2021年2月27日(土)-3月14日(日)
時間/ 12:00-19:00
休廊日/ 3月2日(火)・9日(火)

詩布(Shifu)とは、墨で言葉を記した和紙を裂いて糸にし、絹糸と共に織りこんだ布のことです。布に痕跡として残った言葉は、もはや文字として読むことはできず、意味から解き放たれています。藤井繭子さんは、「読めないからこそ宿る真実があるように思う」と語ります。四季折々に感じたことを綴った文章を秘めた詩布17点を展示いたします。ぜひご高覧下さい。

Gallery SUのご案内より

2021年2月11日 | Posted in お知らせ |

夏の日、草花を描く Watercolor workshop


草花や虫、鳥などを優しく繊細に、美しい色彩で描く水彩画家の今井和世さんは、毎夏の約3カ月間をデンマークで制作しながら過ごしています。
数年前から和世さんに水彩画ワークショップをお願いしていましたが、スケジュールの関係でなかなか実現できずにいました。
しかし、この夏は日本で過ごすと決められ、待望のワークショップを開催できることとなりました。

2020年7月1日 | Posted in お知らせ |

English website

わたしのウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
この度、新たに英語ウェブサイトができました。
ウェブデザインは、日本語サイトの立ち上げから手がけてくれている幾久子さん。
そして、2014年にはじめましたブログ全てを、一年以上かけて長年の親友が翻訳してくれました。

2020年6月1日 | Posted in お知らせ |

八ヶ岳山麓の草木で染める

ワークショップ「八ヶ岳山麓の草木で染める」を行います。

日時 2020年3月12日(木)13:00-15:30ころ終了予定
場所 生涯学習センターこぶちさわ(山梨県北杜市小淵沢町7711)
材料費 1000円
協力 北杜市小淵沢図書館
主催・申込み先 北杜市ながさか図書館 Tel 0551-32-8228

2020年2月4日 | Posted in お知らせ |

趣味どきっ! 暮らしにいかすにっぽんの布


ここ八ヶ岳山麓は、気持ちのよい秋晴れが続き、紅や黄に色づいた森の樹々が際立っています。
しかし、朝晩の冷え込みは冬の到来を感じ、山の秋はあっという間に過ぎ去っていくのです。

まだ残暑が厳しかったころ、女優の西田尚美さんをお迎えし、わたしの普段の仕事や身のまわりにある布をご紹介させていただきました。
カメラがあり緊張もしていたのですが、草木染は初めてという西田さんとご一緒した染色やお話が楽しく、よい思い出となっています。

2019年11月11日 | Posted in お知らせ |

山と水からいただく色 草木で和紙葉書を染めよう

山梨県立文学館 開館30周年記念特設展「山と水の文学」関連 夏のワークショップ
「山と水からいただく色 草木で和紙葉書を染めよう」を行います。

2019年7月27日(土)13:00-15:00
芸術の森公園 茶室 素心菴
詳細・申込方法はこちら

2019年6月1日 | Posted in お知らせ |

詩布 2018

石彫作家 上田亜矢子さんの個展で、コラボレーション作品として「詩布」を出品させていただきます。
「さざ波のような詩布に、(石彫の)舟を浮かべるような…」と上田さんはおっしゃっていました。
石なのにどこか柔らかくて温かく、そして石の奥深さを感じる上田さんの作品とともに、ご高覧いただけましたら幸いです。

上田亜矢子「ゆるやかな時間」
Gallery SU
2018年12月8日(土)−23日(日) 12:00−19:00
休廊日 12月11日(火) 18日(火)

2018年12月3日 | Posted in お知らせ |