『音に浮かぶ』
石彫 上田亜矢子
詩布 藤井繭子
織られた譜(上田亜矢子選)/BACH 「Suite Ⅵ BWV1012 SARABAND」
和紙 加子由子
写真 平地勲
写真提供 Gallery SU
昨年12月、Gallery SUで開かれた石彫家 上田亜矢子さんの個展にて、コラボレーション作品として出品した「詩布」。
上田さんからのご依頼で織ったのは、彼女がよく聴き思い入れがある曲、BACH の「Suite Ⅵ BWV1012 SARABAND」の楽譜でした。
正確には「詩布」でなく、「譜布」ですね。
織った詩(譜)布には、五線譜の形跡もあらわれ、たしかに音を感じることができます。
そこに上田さんの石彫を置いてみると、彼女がイメージしながら形にしていったという、さざ波立つ水面の詩(譜)布にゆったりと浮かぶ舟のようでした。
2019年1月6日 | Posted in 作品 |