冬から春に向かうのがゆっくりな寒冷地であるこの辺りは、春がくるのを首を長くして待ちます。
それにくらべ夏から秋にかけては、夏を名残惜しむまもなく秋が駆け足でやってきます。
黄昏どきに、近所をぶらり。
大切に育てられた稲の収穫が、間近に控えていました。
この日は風もなく穏やかで、夕闇の影を落としはじめた黄金色の稲田は、刈取りのときを静かに待つかのように、淋しさも漂います。
とはいえ、ピッカピカに輝く炊きたての新米はやはり待ち遠しいものです。
2014年9月27日 | Posted in 綴る |