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惹きつけられる色

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ある朝、森のあちらこちらで咲き誇る鮮やかな朱色のヤマツツジを追いかけるように歩いていました。

また先日は、版画家・古川煌さんの子どものアートクラスに娘と参加してきました。
みんなで散歩をしながら草花や実を摘み、それを絵の具にして絵を描くという時間です。
明るい花の色に導かれた子どもたちは、それぞれに集めていきました。


そして白い画用紙に草花や実を摺りつけて、思うままに描いていく―
ここまでの一連の行動は本能のような気がします。
だって、子どもを見守っていた大人たちも居ても立っても居られず、いつのまにか夢中になって描きはじめていたのですから。


幸せなことにこの世界には、どうしようもなく「惹きつけられる色」が在るのです。
その存在と、またそれを受けとる感性、どちらも大切にしていきたいですね。

2016年6月7日 | Posted in 綴る |