『和樂』2018-2019年12・1月号 小学館
pp.200-203「森田空美が伝えたい 明日のきものを担うひと」(第五回)
今年も紺色に熟した臭木の実を採取する時期がやってきました。
2018年10月6日、清里聖ヨハネ保育園大屋根ひろばと周辺の森にて。
主催 公益財団法人キープ協会 森の楽童事務局
協力 森の楽童サポーターズクラブ
講師 小野明子(公益財団法人キープ協会 環境教育事業部) 藤井繭子
ワークショップコーディネーター 小林由希 木村朋子
地図デザイン 岩崎有希
染色した森の植物4種
壇香梅(ダンコウバイ) 八重皮樺(ヤエガワカンバ) 水楢・小楢(ミズナラ・コナラ) 莢蒾(ガマズミ)
※森の植物は、このワークショップのために許可を得て採取させていただきました。
「色の散歩」は、2011年に横浜美術館主催のワークショップでつけられたタイトルです。このちょっと不思議な言葉は、今回のワークショップにも合っていると思いました。そこで、タイトルをつけてくださった美術館の方に使用のお願いをしたところ「いろいろな土地での色の散歩が実現したら楽しいですね」と快諾していただきました。たしかに、いろいろな土地で色の散歩ができたらいいですね。
写真をクリックするとキャプションをご覧いただけます。
一週間後に行う、子どもたちと森の植物染色マップをつくるワークショップ。
その視察のため、ひとり雨の森へ。
霧がかかった樹々のなかで、果てを感じない。
久しぶりに家族とともに栃木県益子町を訪れました。
目的はいま開催されている土祭(ひじさい)に、そのなかでも山本八幡宮で展示されている、友人のご主人である橋本雅也さんの作品を拝見するためです。
京都はいいなぁと思うのです。
古都の風情漂う美しい街並みに、歴史ある寺社仏閣、美味しいお店があるから?
もちろんそれらもありますが、だって、西陣があるじゃないですか。
減ったとはいえ、西陣には染織にまつわるお店や工房が集まり、専門の職人さんがいらっしゃいます。
なにか困ったり行き詰まったり、またはこんなものを探している、あれをやってみたい、と思い立ったときに、すぐ相談しに行ける場所が近くにあるって、心強いことです。
「藤井 糸(いと)」です。
わが家に3匹目の猫を迎えました。
それぞれに何らかの事情でわが家にやって来てくれた猫たちですが、今回初めて命名権を得まして、まっ白な毛と無垢な姿に「糸」と名づけました。
(絹)糸に愛着もって接し、一人と3匹のお母さん。
それが、わたしの日常です。
残暑お見舞い申し上げます
この夏は、山麓・寒冷地という恩恵も少なく、猛暑に耐えています。
八ヶ岳南麓に拠を移してからクーラーなしで仕事をしてきましたが、なかなか厳しいですね。
雲行きが怪しくなってきました。
程々の雨ではなく、どうやら風雨が強くなりそうです。
天候の変動が激しいときでもあります。
どうぞご自愛くださいますように。
『クロワッサン』2018年7月10日号 マガジンハウス
pp.100-101「着物の時間」
女優の西田尚美さんが、わたしの反物を単衣に仕立てご着用くださっています。